朝起きると、モンジロウが住んでいた瓶の中で蛾がバタバタと暴れていました。瓶は小さい空気穴の開いたサランラップで蓋がしてあったので、モンジロウ以外に考えられません。
ウィキにはヨトウガは9月位に羽化するような事が書いてあり、「まだ随分あるなぁ」等と思っていたのですが、予想に反して随分と早いお出ましです。6月上旬にサナギになったばかりなので、約1ヶ月程度での羽化でした。
モンジロウの写真の掲載について迷ったのですが。。
モンジロウもこれが見納めなので、最後に写真を載せる事にしました。昆虫と言っても、特に蛾なので、気持ち悪かったり、不愉快な気分になるかもしれません。もし苦手な方がいらっしゃいましたら、ここから先の画面のスクロールはご遠慮下さい。
下の写真はモンジロウが羽化して間もなくの状態です。まだ羽がしな~となっていて羽ばたくことができないのでしょう。ジタバタと暴れまわるだけだったので、
嫁が下の写真の様に割りばしのハシゴをかけました。これによってモンジロウは割りばしを伝わり下の写真の位置まで登ってきました。しかしここで一休み。まだ羽が完全に伸び切れていないので、乾燥するまで待っていたのかもしれません。
しばらくして初ランディングを試みますが、数cmだけ滑空して下の写真の様に(逆光な上に同系色で見えづらくすいません)布の影に隠れました。蛾は本来、夜行性なので「よく見たらまだ昼間じゃん」と思いとどまったのかもしれません。
一方家の周りでは、巣立ったばかりのツバメ達が飛行訓練を行っており、飛んでいる蛾が空中で捕食される瞬間を見たばかりの嫁が、「モンジロウも生態系の一部になるのかもな」等と言っています。初手から切ない。
その後、モンジロウは日が暮れてから、誰にも見送られることなく、ひっそりと飛び立っていったようでした。今後灯りを頼りに網戸につかまるヨトウガを見るたびに、モンジロウの事を思い出しそうです。
時代劇セレクション第二弾!
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コメント
コメント一覧 (10)
私はツマグロヒョウモンを毛虫から羽化まで観察したことがありました。変化あるかなあ、と眺めるのも意外と楽しいものでした。
また、来年・・・とは言いずらいですね
何て言ったってヨトウムシは
葉と言う葉を食い荒らす敵ですからね。。。
なんかNOBOさんが寂しそうですね~。
でも、お嫁さんが飼育する!決定をしてくれて幸せだったかもですよねー。
多少荒めの育て方でしたようですが・・・笑
記事を読んできて、妙に愛着が湧いてしまいました。
なんか言い回しが格好いい( ´ ▽ ` )
羽化おめでとうございます
最後のモンジロウを思い出す〜のところでなんだかジーンとしてしまいました
★だけにさせていただきました。
愛情がありますよね。
なんだか、せつないです。
モンジロウくん、きっとどこかですれ違ってますよ~❤
>天賦留さん
飛び立っていく所を見届けられなかったのは残念ですが、うちの周りは樹木が多いので元気で過ごしてるんじゃないかと思います。
少なくとも他のヨトウガよりは、基礎体力あるんじゃないかと思います!
>まるよしさん
夜になったら来るかもしれないですね!
ツマグロヒョウモン調べてみました。随分カラフルな柄ですね。
何であれ、餌を食べて成長する過程をみると愛着がわきますね。
>MAIさん
そうなんです。ヨトウムシは結構深刻な害虫ですからね。。
作物を育てる上では歓迎できない昆虫です。
ただ、今回の飼育で、害虫に限らずムダな殺生はよくないなぁと思いました。
>muraさん
基本的には嫁が主に飼育をしていたんですが、確かに乱暴でしたね(笑)
寝ている所を強引に起こされていじられてました。
でもちゃんと成虫になってくれたので、蛾としての生涯を満喫してほしいと思います。
>ごいさん
「あっしには関わりねえことでござんす」とか言いながら、風にのって旅だったのかもしれません。
芋虫から全然体の構造が違う蛾に変態するっていうのは不思議ですね。
>じゃすみん子さん
夏が終わって涼しくなってきた頃に羽化するものだと思っていたんですが。。
予想よりも早めに旅立っていきました。
森の中に旅立つ所を見たかったのが残念でした!
>Bachachaさん
同じ昆虫でも、子供の頃に飼うのと大人になってから飼うのでは、違うものですね。
色々と考えされられました。
>happy-ok3さん
蛾の成虫としての寿命はとても短いらしいんですが、無事に一生を過ごしてほしいと思います。
害虫とはいえ、ちょっといい経験になりました。
>ちえぞうさん
地味な蛾の話でしたが、読んでいただいてありがとうございました。
場所を覚えていて、夜になったら遊びにきているかもしれません。