うちは年間通してよく箱根の温泉に入りに行くんですが、この秀明館だけは、ちょっと特別というか、気軽に行くことをはばかれる温泉施設だったりします。
伊豆箱根バスの「姥子」バス停で下車。数年前に噴火した大涌谷周辺に位置する姥子は標高900m程度の場所にあります。
火山ガス注意。降りたバス停の近所に立つ看板が、ここが箱根山の中でもシリアスな場所であることを物語っています。ちなみに現在は噴火活動は収束してますのでご安心下さい。
バス停から数分歩いて秀明館の入口に到着しました。ちなみに周辺は森に囲まれて静寂に包まれています。
タイムスリップしたみたいだな!
現在は10時~15時の日帰り専門施設。大正時代の外観をそのまま残して改装されています。漂う郷愁感。
昼近くに到着したんですが、残り二部屋しか空いておらずギリギリ入館することができました。ここまで遠い道のりをバスで来た我々は、入館を断られると茫然と立ちすくむ事になります。
入れなかったことを何も考えてなかったので危ないところだった・・・
通された部屋は立派な洋室。立派なソファーに絵画、オルガン。VIP扱いみたい・・・
凄い部屋に通された!
おー富士山が見える!絶景だ!
なんと部屋の窓からは富士山が。随分良い部屋に通されました。次来るときもここがいいなぁ。 というわけで早速温泉に入りたいので、別々に浴場へ。
と思ったら浴場は人で一杯でした。実はこちらの浴場はとても狭く、6人程度入るとちょっときついのです。
仕方がないので人が少なくなるまで、休憩室のマッサージチェアで時間をつぶすことにしました。
ちなみにここは昔炊事場だったそうで、現在は使われていませんが、当時の状態のままにしてあるそうです。
なんとつげ春樹が置いてあるので思わず手に。ページをめくるたびにあふれるノスタルジー。
もしかしたら今はまだ昭和で、全部空想の世界なんじゃないだろうか・・・
等と、まるで昭和初期にタイムスリップしてしまったかなような錯覚におちいるのでした。
つづく
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コメント
コメント一覧 (2)
ご推察の通りつげ義春です!ここは蔵書も渋いです。
ノスタルジックな温泉宿には憧れますね。
気になったので差し出がましいようですが、お読みになった漫画はつげ義春ではないでしょうか。魚石だったかと思うのですが。